小海線で一番乗車客の少ない松原湖駅です。
昔から側線が一本あります。
かつては当駅止まり、当駅始発の季節列車もあったんですが、今は保線車両の留置線として使われているだけです。
今回は小海線には不似合いな大型車両が停まっていました。
手前はお馴染みのマルチプルタイタンパーです。
左の装置でレールを持ち上げ、右のツメでバラスト(砂利)を枕木の下に突き込み、レールの高さや曲がりを修正します。
これは道床整理車で、バラストを道床に適した形に積み上げ、レールの間にある余計なバラストを取り除きます。
前部の大きなツメのような装置を広げて作業します。
油圧ホースが何本もあり、結構器用な動きをします。
さて、何度も保線車両と書いていますが、正式には保線機械で、鉄道法上の車両には含まれません。
鉄道法では、車両は運転士の資格を持った者しか運転できないことになっていますが、夜間作業の多い保線に人数の少ない運転士を配置することは無理があるため、見た目は車両であっても「保線機械」として運転士の資格が無い保線作業員が操作できることになっています。