電話は一五番

10022201エコソムリエと小海線の旅」の時の写真です。
奥村土牛美術館から黒澤酒造まで歩きましたが、その道沿いで撮りました。
ちょっといい感じの古い家並みが残っているんです。



疏水も流れています。
矢印の表示とカーブミラーが無粋と言えば無粋ですが・・
10022202これは大きな家ですね。
もちろん普通の住居ではなく、商売屋です。
特に完璧に保存しているわけでも無さそうですし、現在商売をしているようにも見えませんが、それなりに手を入れながら使い続けている建物のようです。
10022203深い大きな軒の下に、こんな看板がありました。
「醤油 味噌」と大書した左に「黒澤醸舗」とあります。
ここも、黒澤一族の店だったのですね。
10022204いい味に古びた玄関の引き戸の脇に、こんなプレートが・・
何と「電話一五番」とあります。
時代的には、明治の物でしょうか?・・それ自体がとても珍しいですが、今現在、こうやって玄関脇に実際に掲げられていることが「あり得ない」という気がしませんか。
こんな建物が残っているのは、地域文化の保護に関心を持って取り組んでいる人たちがいるからでしょうね。
機会があれば、今度は街並みを見ることを中心に、ゆっくり歩いてみたいものです。