明治の擬洋風建築校舎として有名な旧開智学校です。
東京などにある洋館の外観を参考に、日本の在来建築工法で建てられたものを擬洋風建築といいます。
正面玄関上のバルコニーには龍の彫り物と天使のレリーフが同居する面白いデザインです。
同じ擬洋風建築の校舎の旧中込学校や旧津金学校などは、小さな土間があって靴を脱いで上がる方式の「昇降口」になっているのですが、ここではいきなり板張りになっていますね。
つまり靴を脱がない西洋式の学校だったことが分かります。
現在は建物を保護するためにこの入口は使用せず、一番上の写真の右端にある三角屋根の建物を入口として、靴を脱いで上がる方式となっています。