D51 中央線を走る

10053001特別列車「SL やまなし」号が、5月29、30の両日、甲府ー小淵沢間を走りました。
中央線のこの区間を蒸気機関車が走るのは、実に45年ぶりだとか・・
この写真は、当日ではなく、27日の試運転の時のものです。



本務機は D51 498 号機で、12系客車4両に後補機 DE10 を従えた編成です。
以下、連続写真をご覧ください。
10053002鉄道写真の原則の一つに、向かってくる列車をカーブの外側から正面気味に撮るというのがありますが、安全に線路にこれだけ近付いて、余計な人や物が入らずに撮れる場所は、あまり多くありません。
10053003最後尾の DE10 が架線柱の向こうに見えます。
もう少し近付いたら、編成全体が入るベストポイントなんですが・・
10053004惜しいことに煙が横に流れて、列車の後部を隠してしまいました。
ちょっと風があったので仕方がないですね。
10053005ここまで来ると、迫力がありますよね。
本番ではないので、ヘッドマークは付いていません。
でも、ヘッドマークが無い方が SL としての力強さが出ると、私は思っています。
最後のカットの1.5秒後が「鉄の走者」の写真です。
で、撮影場所ですが・・6月5日と6日も走るので、それまでは明記しないでおきたいと思います。
今回の写真を見れば、分かる人には分かりますが・・でも黙っていてくださいね。(笑

ところで、撮影した写真を見て、私はちょっとした違和感を感じたんです。
それは何かと言うと、列車が内側に傾きすぎている事なんです。
カーブの遠心力対策として、線路にカント(外側のレールを内側よりも高くすること)が付けられているのは当然なんですが、SLの場合こんなに傾いていない方が格好がいいし、力強さが出ると思うんですよ。
見栄えの問題ですが、新しい車両の格好良さはスピード感や軽快感ですが、SL の格好良さは重量感ですからね。

昔、中央線を走っていた D51 も、小海線の C56 も、こんなに傾いていなかったように記憶しています。
今は車両が近代化されてスピードが上がっているので、カントも当時より大きく(傾きが強く)なっているのかも知れませんね。

“D51 中央線を走る” への4件の返信

  1. 1.5秒後があのカットなんですか。
    ずいぶんと早いんですね。
    何となく遅い印象がありますが、
    そんなわけないか。
    電化されている路線を走っているから
    当たり前なんだけれど、
    架線が邪魔ですね。

  2. flipperさん、いらっしゃい。
    特にスピードが出ている訳ではありませんが、1.5秒あれば結構走っちゃいますね。
    架線は確かに邪魔です。
    まあ、こればかりは仕方がないですけどね。

  3. お久しぶりです。
    大変な騒ぎなようで。
    いくつかの動画を見ました。
    デフ板がいけてませんね。。
    あと、12系までピカピカなのには驚きました。
    #12系はやはり青がいいですね。無理矢理茶色にしているのもあるようですが。。

  4. なおさん、いらっしゃい。
    中央線沿線で、列車が見える場所は結構な混雑ですよ。
    この土日も走るんですが、私は行かないつもりです。
    デフは「後藤デフ」というやつだとか・・私もあまり好きじゃないんです。
    D51には、普通のタイプが一番似合いますね。
    もちろん12系客車はブルーですよ。
    しかし、昔ここをD51が現役で走っていた頃は、35系、43系あたりが使われていましたが、
    流石にそれは無理だったのかな?(笑

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