蒸気機関車の質感

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懐古園の駐車場に保存展示されているC56型蒸気機関車です。

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別のカットですが、セピア調に加工してみました。
どちらも似たようなものかも知れませんが、この機関車の現役時代を知っている私には、金色の安全弁や銀の配管がピカピカ過ぎて、とてもウソっぽく感じるんです。
もちろん現役時代でも手入れはされていましたから、綺麗な状態でしたが・・何と言いましょうか、油とばい煙にまみれて、それを磨き出すものですから、独特のしっとりとした光沢がありました。
本体はもちろん黒く塗装されていましたが、乾いたペンキの色ではありませんでした。
金や銀は塗装ではなく、真鍮の磨き出し、鉄の磨き出しで金銀に輝いていたんです。
まあ、そのへんが静態保存機関車との違いですが、メンテナンスが出来る状況にないのですから、それはしかたのないことでしょうけれど。