中央線穴山隧道

10102001まるで何かの遺跡のような古びた煉瓦積み。
その向こうには線路がずっと続いています。
中央線穴山駅の南にある穴山隧道です。



開通当時のままの煉瓦積みが歴史を感じさせます。
松葉牡丹の名残花の紅が、何故か懐かしさを際立たせています。
10102002トンネルポータルの汚れは、蒸気機関車の時代から使われていたことの証明です。
中央線のトンネルは未電化で最小限の大きさに作られたため、電化後は架線の分だけ高さが不足し、車両の低屋根化改造が必要でしたが、最近はシングルアームパンタグラフが開発され低屋根化せずに通行可能になりました。
写真のトンネル内壁に書かれた「487」は、トンネルの全長です。
10102003穴山駅15 : 00の普通列車552M(小淵沢発―立川行)が穴山隧道に入っていきます。
トンネル上のガードレールのあるところに道があり、1枚目の写真はそこから撮りました。
信号用の機械が入った白いボックスがありますが、その向こう側に、下り線用の新穴山隧道があります。
10102004新穴山隧道から出てきた下り列車です。
シングルアームパンタグラフで、低屋根化改造されていない車両です。
新穴山隧道は電化を前提に作られたので、トンネルの高さは低くありません。
この先に穴山駅があり「中央線穴山駅」の一番下の写真は、この列車が穴山駅のホームに入るところです。
10102005穴山駅を通過し、穴山隧道に向かってくる特急あずさです。
小淵沢駅14 : 36のあずさ20号(松本発―新宿行)だと思います。
この車両(E257系)も低屋根ではなく、シングルアームパンタグラフ装備です。
架線柱の横ビームが邪魔なため、列車の正面とトンネルのレンガを同時に写すにはアングルが限定されます。
列車がこの位置に来た時しかありませんね。(笑
くまぶろには(特に最近は)鉄道の写真をかなり載せていますが、トンネルの写真って今まで殆ど無かったと思います。
ここの他には、小海線佐久広瀬駅のホームから撮った第一広瀬隧道くらいのものでしょうか。
何故かと言えば、トンネルってのは山にあるので、地形の関係で近づきにくかったり、木や草が邪魔をして見えにくいとか絵にならないとか、そんな訳ですね。
この穴山隧道のように、トンネル入口の上に道があるなんてのは希少ですよ。
ホントは、2枚目、3枚目の写真の土手なんか、もう少し綺麗に草刈りでもしてあると嬉しいですけどね。(笑

“中央線穴山隧道” への4件の返信

  1. 少し前に千葉へ行った時、海岸線を走る車はトンネルを何個もくぐり抜けます。
    短いトンネルが殆どなのですが、その入口に「○○○隧道」って書いてあるんですね。
    通り抜けるトンネル全てに「○○○隧道」って書いてあるので、
    無知な私たちは「隧道」って何だろう?
    なんて言いながら調べたらトンネルの事だったんです。
    いや、くまぱぱさんの所で普通に使っているの見て、
    再度無知振りを認識したのでした。(^^)

  2. flipperさん、いらっしゃい。
    ちょっと出かけていて遅くなりました。
    また、スパムの方に入っていたんですが、何か接続環境を変えましたか?
    「隧道」ですが・・鉄道好きの人以外は知らないかも知れません。
    隧が常用漢字に含まれないので、普通はトンネルでいいんです。
    正式名称は隧道なんですけどね。

  3. スパムでしたか。
    たぶん環境は変えていないと思うのですが・・・。
    最近ブラウザにChromeを使い始めました。
    SafariもFirefoxも使っているんですが、
    機能拡張など便利なのを使う時とか
    切替ながら使っています。
    その関係かな?

  4. flipperさん。
    今度は大丈夫だったので、多分、たまたま何かのエラーがあったのだと思います。
    Chrome、私も使い始めましたよ。
    表示は早いようですね。
    私も、サイトによってSafariやFirefoxも併用で、使いやすいブラウザーを使っています。

コメントは受け付けていません。