ちょっと変わったデザインの望楼を持つ建物がありました。
島崎藤村の「千曲川のスケッチ」でも紹介された柳田茂十郎商店です。
「酢久商店」という味噌屋です。
小諸藩の御用商人だった豪商で、士分を与えられていた家系だそうです。
「山吹味噌」というブランドで、現在も全国に向けて販売しています。
門の脇に小さな屋根が高く掲げられていますが、これは古い看板です。
まるで神社の屋根のような立派な彫り物が施されています。
江戸中期以前の作で、作者は伝えられていませんが、かなりの名工だったのではないかと思われます。
旧小諸宿。奥が深いです。